あなたは、「私は、〇〇です」と即答できるでしょうか?
私という人間は、単一の肩書きでは表現しきれない存在です。例えば、会社員として組織に属し、〇〇家の娘として家族の一員であり、キャリアコンサルタントとして誰かの成長を支援し、レイキティーチャーとして癒しを届ける。このように、様々な役割を担い、それぞれの場面で異なる価値観や行動様式を持っています。
会社員としての私は、組織の規律を重んじ、上司の指示に従うことを意識します。しかし、キャリアコンサルタントとしての私は、個人の主体性を尊重し、その人自身の意思決定をサポートします。また、娘としての私は、両親の期待に応えたいと願う一方で、レイキティーチャーとしての私は、自身の内なる声に従い、自由な選択を大切にします。
このように、状況によってアイデンティティが変化し、それに伴い価値観、信念、思考も多様に変化します。それは、まるで万華鏡のように、様々な側面を持つ私の姿を映し出しているかのようです。
しかし、これらの多様な側面を超えて、私には変わることのない本質があります。それは、役割や肩書きに縛られない、唯一無二の「魂の私」です。この魂こそが、私の根源であり、すべての行動の源泉なのです。

だからこそ、魂の私を意識的に認識することが重要になります。
この3次元の世界で、魂の私は何を学び、何を伝え、何を達成するために来たのだろうか。その目的を深く理解することで、様々な役割を演じながらも、魂が求める真の道へと進むことができると信じています。
魂の目的を知ることは、自分自身であることへの確固たる自信を与えてくれます。魂の私が、今の私を愛し、認め、受け入れることで、自己肯定感が高まり、揺るぎない自己基盤が築かれるのです。
そして、私たちが生きている理由や、これから起こる様々な出来事が、魂によって綿密に描かれた「魂の設計図」の一部であると理解できるようになります。
たとえ険しい道のりが待ち受けていたとしても、「必ず乗り越えられる」という確信を持ち、困難を成長の糧として前向きに進んでいくことができるのです。
魂の認識は、私たちに勇気と希望を与え、人生をより豊かに彩ってくれるでしょう。



