**「器用貧乏(きようびんぼう)」**とは、日本語の慣用表現で、いろいろなことを器用にこなせるけれど、どれも「そこそこ」で終わってしまい、特定の分野で突出した成果や専門性を発揮できない人のことを指します。
特徴
- 幅広いスキルを持っている
→ 仕事・趣味・人間関係など、何でもある程度できる。 - 一つに集中しきれない
→ 器用さゆえに、何かを極める前に他のことへも手を広げてしまう。 - 周囲から頼られる
→ 「とりあえず任せておけば何とかなる」と思われることが多い。 - 評価が分かれる
→ 「万能で頼りになる」と見られることもあれば、「専門性に欠ける」と見られることもある。
あなたは、器用貧乏って言葉、聞いたことありますか?
私は、物心ついた時から、何でも出来る子供でした。言われた通り、一回見れば器用に出来るのです。
だから、だれにも頼ることなく平然と一人で生き抜いてきました。また、頼ることが嫌だったんです。他人に頼ることが出来ない私は、自分で生き抜くしかありません。でも、「出来る」ことがわかると、興味を失い、別の「何か」に集中している自分がいました。
その事柄に興味がないので、「出来る」ことがわかると、手を引いちゃうんです。ただ、「出来ること」が重要だったんです。それを、他人に見せつけていたんだなぁと、最近思うのです。
そうなると、周囲からは、あいつに任せておけばいいや、ってなります。自分でやりたいんだから、出来るっていうんだから、やらせればいい。そんな
感情モードなので、お互い、鎧をつけて、信頼関係なんて結べないですよね。
そんな中で、「出来た」といっても感謝されることもなく、ねぎらいの言葉もかけてもらうことなく、ただただ、馬車馬のように動いている自分がいました。
ふっと、「器用貧乏」では、ダメなんだ!って思ったんです。本当に自分がしたいことは、最後まで責任をもって、誰かと一緒に進めるべきなんだと。今更ながら、悟りました。
ポジティブにとらえると…
- 適応力が高い
- 多才で柔軟
- 新しい分野にすぐ挑戦できる
ネガティブにとらえると…
- 専門性がない
- 「器用なのに結果が中途半端」と思われがち
私と同じような、「器用貧乏」さんは、多かれ少なかれ、自分自身が辛くなっていきます。大概、ネガティブな評価になるからです。
他の人にとっては好都合です。こんな「器用貧乏」さんがいたら、自分自身何もしなくても、「器用貧乏」さんがやってくれるからです。まして、評価しなくてもいいのです。それでも、何でもしてくれるから。
この呪縛から解き放たれましょう。
興味のないことは、やらなくていいんです。出来ると思っていても、しなくていいんです。
もしスピリチュアルな観点を加えるなら、
「器用貧乏」と感じるのは 自分の魂がまだ“本当に集中すべき方向”を見つけていない合図 とも言えるんです。
多方面に才能を持つのはギフトであり、人生の中で「どこに注ぐか」を選べる自由がある状態とも言えます。
ポジティブに捉えた上で、その与えられたギフトを活かすキャリアを目指したいですね(^_-)-☆


